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ディープサイクルバッテリーとは2

ディープサイクルバッテリーとは2

バッテリーの寿命

ディープサイクルバッテリーの寿命は、充電方法や、使用環境の温度、およびその他の要因によって大きく変化します。
耐久性に優れた構造のバッテリーでも、極端に厳しい環境下で過充電を繰り返し、水が喪失すると一年も持たないことがあります。
また、逆に一年を通じて殆ど使用されない電話用の予備電池などでは、30年以上たっても一度も交換する必要が無い場合もあります。

スターティング、マリン、ディープサイクルバッテリーとは

スターティングバッテリーは、一般的にエンジンを起動するために使用されます。
エンジンスターターは、ごく短時間に非常に大きな始動電流を必要とします。
スターティングバッテリーは表面積を増やすために、たくさんの薄いプレートを持った構造をしています。
プレートは、非常に微細な発泡スポンジに外観が似ている鉛 "スポンジ"で、できています。
この機構によって非常に大きな表面積を得ることができますが、深放電した場合は鉛スポンジがすぐに消耗し、セルの底に落ちていくことになります。 スターティングバッテリーの通常使用の範囲である2~5パーセントの放電を繰り返す場合には数千回の使用にも耐えますが、深放電の場合、一般に30~150回繰り返すと、寿命が尽きてしまいます。

ディープサイクルバッテリーは、80%以上の放電サイクルでの動作を前提に設計されているので、スターティングバッテリーよりもはるかに厚いプレートを持っています。

ディープサイクルバッテリーと他のバッテリーの最も異なる点は、プレートがスポンジ状ではなく、固体鉛板であるということです。この構造だと、表面積を増やすことはできないので、スターティングバッテリーに必要とされるような瞬発力を持つことはできません。
ディープサイクルバッテリーは20パーセントほどの充電まで下がっても繰り返し使用することができますが、50パーセントほどの使用サイクルにしたほうが、寿命とコストパフォーマンスの兼ね合いから言って望ましいとされています。

マリンバッテリーは(ロールス・Surrette、コンコルドなど少数の例外をのぞいて)通常、スターティングとディープサイクルのハイブリッドであると言えます。

ハイブリッド電池のプレートはスターティングバッテリーで使用されるものよりも、粗く、重いリードスポンジで出来ています。 マリンバッテリーとハイブリッドバッテリーの境目ははっきりとしていません。

スターティングバッテリーは通常、 "CCA"(cold cranking amps)、または "MCA(marine cranking amps)"、と評価されています。

バッテリーの材料

一般的に使用されるほぼすべての二次電池は鉛蓄電池です。ニッカドも使用されていますが、初期費用と廃棄費用が高いので、殆どの用途に適しません。
リチウムイオンタイプは最近使用され始めましたが、まだまだ鉛に比べると高価で、また殆どの充電コントローラでは適切に充電がおこなえません。
鉛電池内部の酸は、通常、フル充電の状態で30%が硫酸、70%が水から成ります。
NiFe(ニッケル鉄)バッテリーはとても長寿命ですが、効率が悪く(60~70パーセント)、電圧を標準的な12v/24v/48vのシステムに一致させる事が難しいです。
NiFeバッテリーから70ワットを得るためには100ワットを充電しなければならず、効率面で鉛蓄電池にかなり劣ります。

NiCad電池もまた、一般的な効率は65%と非効率的で、また非常に高価です。
しかし、ニッカド電池は凍結しても損傷を受けないので、しばしば寒冷地で使用されています。
大半のAGMバッテリーも凍結しても損傷は受けませんが、出力が低下します。

産業用ディープサイクルバッテリー

"フォークリフト用"、 "牽引用"などと呼ばれ、電源が長期間にわたって必要とされるところで使用されるので、80%ほどの深充放電を繰り返す事が可能なように設計されています。
フォークリフトやゴルフカートに普及しているので輸送用バッテリーと呼ばれます。
ディープサイクルバッテリーは、自動車用のスターターバッテリーよりもはるかに厚いプレートを持っています。

プレートの厚さ

正極板の厚さは、正極板の侵食に関係してくるので重要です。
バッテリ障害の原因のトップ3のうちの一つが、この正極板の腐食です。
正極板は時間をかけて徐々に侵食されていき、最終的には沈殿物として底に落ち、何も残りません。
なので、板の厚みは直接寿命に関係しています。
他の条件が同じなら、板が厚いほうがバッテリーは長持ちします。
負極は放電時には多少膨張するので、殆ど全てのバッテリーのセパレータはガラスマットや紙などの伸縮可能な素材でできています。

プレートの厚みは、薄いものと、厚いものではおよそ七倍の違いがあります。
もちろん、プレートの厚みだけがバッテリー寿命に関係しているわけではありませんが、非常に重要な要素であるのは事実です。
ほとんどの工業用(フォークリフト)ディープサイクルバッテリーは、アンチモンプレートを使用しているのに対して、AGMやゲルセルバッテリー、自動車用のスターティングバッテリーはプレートに鉛カルシウムを使用しています。

アンチモンは、プレートの強度に貢献しますが、ガスが多く発生し、水もすぐ減ります。
なので、殆どの産業用バッテリーは水位を頻繁にチェックして定期的に補水をおこなう必要があります。
アンチモンプレートを使用するバッテリーの自己放電率は、古いバッテリーだと最大で一日あたり1%ほどになります。
それに対して新品のAGMバッテリーは、通常、月あたり約1%です。
但し古いものに限っては週あたり2%ほどになることもあります。